最近、健康に関する質問がよくされますが、私は医者ではないので、断言はできません。
一つ言える事は、もっと自分の体を自分で勉強をして、たくさん疑問を感じてほしいと思います。
私は、自分のアトピーが20才から始まり、何の疑問を持たず薬を使い続け、十年後にステロイドは怖いと世間が騒ぎ始めた時に、
何故いまさら肝臓に悪い?何故いまさら経皮毒素?
そう言われてみれば、何故何十年も病院に通い続けて治らない事に自分は疑問を抱かなかったんだろう。
と、それから、自分なりの勉強が始まりました。
今、第四の医療と言われる代替医療(西洋医学にとって変わるもの)がやっと日本でも浸透してきました。
癌やウイルス、病気に対して攻撃をしてくれる白血球の仲間 マクロファジーやナチュラルキラー細胞などの自己免疫を高めて、病気と闘おうという療法です。
ここで勘違いをしてほしくないのは、東洋医学だけに頼るという考えでは駄目だと思います。
何でもそうですが、偏った考え方は危険だからです。
例えば、
基本的には、手術により癌の組織を小さくし、残った癌の病巣を放射線でたたく。
さらに、有効な抗がん剤であれば副作用を最小限に抑えながらたたく。
さらに、体に熱を加える事により、癌細胞を弱らせる。
さらに、免疫性に有効なサプリメントを加える。
こうした多角的戦略で癌やウイルス、病気と闘おうという療法です。
特に癌は、癌細胞の活動を弱らせるか、眠らせて、癌の増殖を防ぎ、延命に導くという考えです。
癌が寝ている間に、正常細胞を強化すればいいのです。
癌細胞を消滅させたければ、正常な細胞まで損傷し、宿主である人間の命までなくしてしまったのではなんのための医療かわからなくなってしまいます。
亡くなった母親が癌になった時は、共存する考え方はまったくない時代だったので、サプリをとりいれて元気になった途端に抗がん剤。
気力も体力もなくなりました。あの当時、今の考え方があったら………と思います。
今の東洋医学が注目されてきた裏には、母親のような、悪く言えば実験台として抗がん剤の効果を確かめる資料がたくさんできあがったおかげで、西洋医学だけでは、手に負えないものがあるんだとわかってきたからです。
たくさんの人達の犠牲の上にいつでも医療の進歩があるのですから、今、自分の体を勉強しないで任せっきりでは、申し訳ないと思います。
自分の体は自分しかわからないので、自己責任で、体の声に聞きながら、体調管理をしていただきたいです。
(医学博士 吉永信裕著 を引用させていただきました)