ありがとうの魔法

rinrin

2009年05月10日 19:41

いいことがもっといいことを連れてくる。

ある会社の重役が「毎日叱咤激励し、営業成績あげるために一生懸命やってきたけれども、どうしても月の売上一億円をあげる事ができない」と嘆いていました。

経営コンサルタント、税理士、会計士のアドバイス通りにやってみたけど、全然駄目だった。

正観さんは、次のように話しました。
「部下が夏の暑い時に歩き回っても全然契約がとれなかった時、ちゃんとやれとか、もっと頑張れと怒っていませんか?
もしそうなら、暑い中歩き回ったのに、一件も契約がとれなかったなんて本当に大変だったね、ありがとう。ご苦労様」と言ってみてはいかがですか?」

もしかすると、本当は涼しいところでコーヒーを飲んでいたかもしれないけれど、そういう人にも「ありがとう、ご苦労様」と言っていると、最初は、暑いのに仕事なんかしていられるかと思っていても、次第に切なくなってきますよ」と言いました。

三ヶ月後、叱咤激励をやめ、ただ「ありがとう」と言っていたら、なんの苦労もなく売り上げが上がったそうです。

権力や立場の強さを持っている人が、自分より弱い立場の者に対して、権力を行使しない事が「優しさ」です。
偉そうに上からものを言っていたのでは、言われた人は「自分が立場が上になったら、怒鳴って威張っていいんだ」と思う事になり、「優しさ」というものは、この地球上に存在しにくくなってしまいます。
もし、この「優しさ」の概念がすべての人にとって共通認識となったら、子供達のいじめもなくなると思いますが、それを言葉だけで説明し、理解させるのは無理です。

強い立場の人達が優しさを「実践」してみせる事が大事でしょう。(小林正観)

気持ちが大きく、誰でも受け入れ、文句を言わずに、相手を認める…かなり辛抱強くないとなかなかできませんが、つまりは、今の成功者のほとんどは、懐の大きさが違うのではないでしょうか。

自分が成功したい、社長になりたいと思っていて、なれそうでなかなかなれない人の大半は、口では立派な大きい事を言っていても、常に、口から不満と愚痴を言ってる人です。
愚痴を言わない事が、辛抱強くなる勉強かもしれません。
悪口を言っていれば、神様が、「こういう奴は、まだまだ修業足りないから、まだまだ、勉強してもらわないと駄目だな」と、成功の前にいくつもの山を与えるようになってしまうのではないでしょうか。

もう明日から、愚痴を言うのをやめて、一ヶ月、無心で頑張り、感謝の気持ちでやってみてはいかがでしょうか。
きっと、変化があるはずです!

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