この世は全部「空」だと気付けば…

rinrin

2009年07月04日 21:36

「空」の原則

この世は、金がすべてと金儲けに明け暮れている人は、やがてお金や贅沢な暮らしなどどうでもよくなる。

人をいじめる事が楽しいと思ってる人は、いつかは愚かさに気付いて心のとげが抜け、心安らかになる。

このように、思っていること(識)は一定ではなく変化する、つまり「識」が「空」であるということです。

「色」である体も、生まれて成長し、老化を経ていつか寿命が尽きます。
いつまでも、若い肉体でありたいと思ってもそうはいかない、そうは空が許さないのです。

私達の肉体や精神活動を含め、この世のものが変化し続ける理由は、次々に新たな条件が加わっていくからです。

お腹が空いてご飯を食べるという条件が加われば満腹に変化し、広いと感じてた校庭も大人になると目線が高くなり狭いと感じる。

この「空」の大原則がわかると「一つの思考や物事に執着し続ける」事がいかに無意味であるかがわかってきます。

般若心経はこの「空」によって、とらわれるな、こだわるな、と教えてくれてるのです。

雲が毎日変化するように、木が季節によって変化するように、自分の周りの環境が変化するように、全てのものが昨日と同じではないのですよね。

苦しみも悲しみも、ずっと一生続かないという事を言いたいのではないかと私は思います!

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