waiwaicircle

お寺に着いて、裏の駐車場から入ると、そこの一画は遠い昔の懐かしい景色のするお寺でした。
建物もおさい銭箱もしろちゃけていました。

中にほんとに人がいるの？と思ってしまうほど、雑音がまったくしない空間だったのです。

中からひょこっとおばあさんが顔出してきて、「入らん」と声をかけてくれましたが、私達が入ったとたんに「うー」と言いながら、お寺の中にあるロウソクというロウソクに、火をを点け始めたのです。

私達は、隅にあったテーブルのところに座りました。

「はぁ〜ふぅ〜。やっと落ち着いた。あんた達が駐車場についたとたんに、お腹痛くて仕方なかった。奥さんが入ったとたん強くなったから、水子いんの？」
「えっ？いやいません。ただ、私の母に二人の水子がいますが…」
「あーかなり強い水子だね。あんたの事すごく羨ましがってるわ」

（実は、どこにいっても、霊感ある人に会っても、必ず言われるのが、「水子いない？」なんです。）

「あっそうですか…」
「ところで、奥さんのお母さんの実家はどこにあんの？」
（え〜？??(゜Q。)??私？ボスの事じゃなくて？！）
「先祖にお坊さんいなかった？そういう修業した人いると思うだけど。」
「聞いた事ないです。」

（後にいろいろわかるのですが…その話しはいつかまた。）

ボスについては、今商売繁盛のきつねはどうなってる？それは、あるはずだけど、粗末になってるはずだ。もし、自分達で出来ないなら、持ってきたお寺に返しなさい。（

私もボスもみたことないから、ほんとにある？と疑いました）
もう忘れてしまいましたが、何とかのきつねじゃなくてよかったねとも言われました。
数日後、ないと思っていたきつね様は…あったのです！びっくりでした。

結果的には、商売繁盛の時は一生懸命拝んで、あとはほったらかしになった事が悪かったというのです。

他に細かい事言われました。何故そんな事までわかるの？と思ったことはありました。
（詳しくは言えませんが）

その日、お寺で先祖供養のお経をあげてもらいました。

信じるか信じないかは、経験したものにしかわからないと思いますが、ボスの足を引きずる痛みは、その次の日からなくなったのです。

しばらくは………でしたが……